TFSとは
トポロジー新人セミナー(TFS)は毎年全国の大学から主にトポロジーを専門分野とする大学院生が集まり、研究内容や情報交換などを通じて、お互いの親睦を深めることを目的とした集まりです。主に修士(博士前期課程)の学生が中心ですが、博士(後期課程)の参加者もいます。また、毎年アドバイザーの先生をご招待して、簡単な講演などもお願いしています。
去年は男子２４名、女子４名、アドバイザー２名の計３０名の方々が参加し、佐賀県のちか崎別館で行われました。参加大学校は、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、首都大学東京、早稲田大学、名古屋大学、京都大学数理解析研究所、大阪市立大学、奈良女子大学、神戸大学、広島大学、高知大学、九州大学と全国様々な大学から集まりました。
内容
修士の学生には自己紹介も含め基本１人につき１０〜１５分で自分が興味をもっていることや、勉強・研究していることについて発表してもらいます。その他にも博士や修士の希望者の方による簡単なサーベイ発表(３０分ほど)が行なわれるほか、アドバイザーの先生による講演もあります。このような活動を通じて互いの研究に刺激を与え合い、自信の数学の幅を広げることができる他、M１の方々にはこれからの専門分野を決める参考にもなります。
また、TFSは全国から来る参加者との交流の場でもあり、毎年最終日には互いの親睦を深めることを目的とした簡単なレクリエーションが行われます。去年のTFSでは参加者全員でバーベキューと花火を行いました。このようにTFSは全国に友人をつくる良い機会でもあります。
毎年日程や場所は夏に行われるトポロジーシンポジウムに参加しやすいように配慮されていて、今年は近畿で開催される予定です。トポロジーに関心をもっている方々には是非参加してもらいたいと思います。